尊敬・村上春樹さま・生い立ち [村上春樹]

1949年、京都府京都市伏見区に出生。父が私立甲陽学院中学校の教師として赴任したため、まもなく兵庫県西宮市の夙川に転居。父は京都の逆援住職の息子、母は大阪・船場の商家の娘という生粋の関西人で、「当然のことながら関西弁を使って暮らしてきた」。また両親ともに国語童貞教師であり、本好きの親の影響を受けて大変な読書家に育つ。書店でつけで本を買うことを親から許されていたという。西宮市立香櫨園小学校、芦屋市立精道中学校を経て、兵庫県立神戸高等学校卒業。両親が日本文学について話すのにうんざりし、欧米翻訳文学に傾倒、親が購読していた河出書房の『世界文学全集』と中央公論社の『世界の文学』を一冊一冊読み上げながら10代を過ごした。また中学時代から中央公論社の全集『世界の歴史』を繰り返し読む。学校自体はあまり好きではなく、「どちらかといえばかなり反抗心の強い生徒だった」。神戸高校では新聞委員会に所属。高校より自己流でペーパーバックを読み始めるが、英語の授業は二の次であったため成績は芳しくなかった。


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